続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

『100回泣くこと』感想

1回だけ、藤井君と同じところで泣きました。
やっぱりこういう類のすとーりーは苦手なので、どうしても感情移入がむずかしく、少し斜めから観てしまいました。
まず、前日に観た映画『箱入り息子の恋』に大杉漣さんが出演されていたこともあり、まさかの大杉2漣ちゃんに気持ちが持っていかれる。
てところからなんかどうでもいいようなことに目がいきがちに・・・
ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない。何度も軌道修正したよ。
映画全体を通してなんですが、なんとなく低体温なんです。人間関係がというのかな? これが自然といえが自然なのかもしれません。また男性目線と女性目線ではひっかかるところも違って、ここもっと掘り下げて!ってところもありました。
演技に関しては、どことなく不安げで物足りない気もしましたが、それがかえって真実味を増し、藤井と佳美がだんだんと等身大のカップルになっていくさまが描かれていたと思います。「急だけどさ・・・」からの距離感にはドキドキ! 
なんといっても大きなスクリーンで、大倉忠義を堪能できたことは収穫でした。たっちょんて、あんな風にバイク乗ってるんだー。バイクになりたい。とか、瞳を閉じるときは、あ〜こんな表情か。とか。親指のデザインはこうか。とか・・・
とにかく顔のアップは多いし、ずっと出てるし、主演てすごいわ! すごいことだよたっちょん! そして、たびたび訪れる爆笑シーン(個人の感想です)に救われました。
ラスト、静かにに流れてくる「涙の答え」。これを待っていたと言っても過言ではないくらい待ち焦がれていました。藤井君はちゃんと歩き出したんだね。ぴたっとはまった瞬間でした。