続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

最近観た映画 邦画編

2013年12月以降観た作品。

ペコロスの母に会いに行く
監督:森崎東 出演:岩松了赤木春恵
認知症の母とバツイチ息子の日常を描いた作品。これから訪れるであろう介護体験に備えてとか思いつつ。本作を観た後に、森崎監督自身が実はこの映画を撮るときすでに軽い認知症を患っていたというドキュメンタリー番組を観た。なんということだ!ちょっと混乱。物語は戦争に翻弄された母の人生を前後しながら進んでいく、親子関係は逆転しながらも、いつしか人間対人間に戻っていく。いつも心にユーモアを!持てたらいいのになぁ。

地獄でなぜ悪い
監督:園子温 出演:国村隼、堤真一二階堂ふみ友近、長谷川博巳、星野源
久しぶりに園子温キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━)━━!!!!
ゆらゆらさんも  キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━)━━!!!!
なんて馬鹿馬鹿しくもこんなに清清しいんだ!
“くだらないことこそ神聖なもの”的なセリフを平田が言うのです。“無駄の中に宝がある(by勝新)”的な。しびれるーーーー
今までどこにいたの?なキャストも含め映画は全然死んでない!私は信じます!映画の力を。1度でいいから金返せーな園フィルムが観てみたい。とはいえ全作品を劇場で観ておりませんが。
この映画を観る前にタモリ倶楽部で音声マイクについてあれこれやってるのを見た、だもんでやくざのみなさんが一生懸命音声マイク操ってる姿にじんときちゃって、一体何なんだこのリンク!?映画の神様ここにも。「今日がその日」に気づけるかな私?ラストランする平田からバトン渡された気がしました。

ジ、エクストリーム、スキヤキ、』
監督・脚本・原作:前田司郎 出演:井浦新窪塚洋介市川実日子倉科カナ
最初は少し戸惑いました。どうやって観たらいいのかな?って。でも新(ARATA表記から修正)さん登場してから、あれ〜これどうなってもいいや〜って思い始めたらもう心地よくて。
窪塚洋介と新ってやっぱりどうにもこうにも絵になっちゃうんですよね。田舎者には特にそう映るんです。マジックがあるんですよ。コイツらいい歳こいて何やってんだ。って思うんですけどね、そこがいいんじゃないっていう、この私をも許してくれたみたいな。ありがとうな映画でした。おんみょうやさん路子先生こと倉科カナさんがすっごくいい雰囲気で存在感出してました。監督脚本原作の前田司郎さんを全然存じ上げていなかったのですが(fさんありがとうございます)、俄然興味が出てきました。五反田団という劇団の主宰であり、あの『横道世之介』の脚本も書いてる方。評判がすこぶるいいので近々レンタルで観ようと思ってます。

『恋の渦』
監督:大根仁 原作・脚本:三浦大輔
出演者が全くみたことない人たちばっかりで、こんなにも知らない人だらけだと、なんていうか中学生日記?いや新鮮でした。21歳から28歳の男女9人(最後にプラス男1人)が4つの部屋でさまざまなコトをやらかすのですが、とにかく酷い(笑)。コトのはじまり、コウジとトモコが暮らす部屋に集合する面子、繰り広げられる会話、見て聞いておれん。不安しかない・・・でもこれがリアル?あ、でもきっと私らもはたから見ればこんな感じ?ますます不安は募るばかり。不快なんだけど堂々たるもの!すっかり取り込まれてしまい、見届けてやった!あーすっきり。
パラノーマルアクティビティを観た時の感覚に近いというか。低予算で撮影日数は4日間だそうです!ブラボーです。怖いもの見たさで経験する価値はあると思います!衣装協力に伊賀大介さん。あーなるほどですね。