続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

芸人 山下達郎

「アーティストとかって言われ方が一番嫌いですからね。私は芸人ですからね!」
とは、かの山下達郎氏の御言葉。
初めて山下達郎さんのライブに行った。
『PERFOMANCE 2015-2016』しかもの千秋楽に。
千秋楽は沖縄と相場が決まっているらしく…ありがたいです。
4年ぶりの沖縄。
チケットもなかなか取れないそうなんですが、ビギナーずらっくですかね。
いい席取れました。新参者なので何もかもが新鮮。
印象に残った言葉をいくつか。
まずは冒頭の芸人発言(笑)。
もともと落語家さんみたいなしゃべりではありますよね。
話すときの動きが独特。マンガみたいで面白い!
20代の頃に作った歌を今でも歌っているなんて懐メロじゃねーかといわれるが、
歌に対する情熱がある限り懐メロとは言わない。
シュガーベイブ荻窪や高円寺あたりで流行っていたマイナーなバンドだった
40年経ってそのシュガーベイブの曲を沖縄で歌えることに感謝する。
歳をとる事は平等。どうせならかっこよく歳をとりましょう。
超常連のファンにはいい加減『クリスマス・イブ』は飽きたからやめろと言われるが、
ライブは一期一会なんです。初めて来る方のためにも私は絶対に「クリスマス・イブ」をやめません。
超常連の方には、私が5分くらい我慢していればいいだけの話だと、慈悲の気持ちをもっていただけたらと。

話がおもしろすぎかと。
ラジオのあの感じではあるのよ。皮肉屋で邪悪で可愛らしい。
筋金入りのオタクとっちゃんぼーやにつき。
“どんなに大きくなっても心は夢見る子供さ”
デビュー40周年、63ちゃい。
あの静かな歌いだしが懐かしくなるほど、どんどん艶と豊かさを増していく声。
一度やってみたかったカバー『Can't take my eyes off you』。
演歌歌手の気持ちを味わいたくてハンドマイク花道。
カバーが一番盛りあがることに腹が立つと(笑)。
だってやっぱりすてき。麗しい。
圧倒された。出し惜しみの一切無しのパフォーマンス。たっぷり3時間半。
まだまだイケるぞ63ちゃいは、
名残惜しそうにステージをあとにした。
良質で極上の時間。
ほんとにまさかあの「クリスマス・イブ」が聴けるとは思わなかった。
まさに私のための「クリスマス・イブ」。
まだまだ初めての経験が残されているんだなぁ。
アンコールでは奥さまもコーラスで参加だなんてなんて千秋楽。
音楽はすばらし〜なんて幸せなんだろう。
そしてわずかな切なさが残るのも音楽。
ライブ後、外は大雨だった。
雨に濡れながら僕らは大人になっていくのかね〜
4月10日のよるのできごと。