続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

『手紙は憶えている』

手紙は憶えている

2015/カナダ・ドイツ
監督/アトム・エゴヤン
脚本/ベンジャミン・オーガスト
出演/クリストファー・プラマーマーティン・ランドー、ヘンリー・ツェニー、ディーン・ノリス、ブルーノ・ガンツ

2017年16本目。
『92歳のパリジェンヌ』同様、高齢者は穏やかじゃないよ なトンデモ映画。

認知症の瀬戸際にあるセヴ、90歳は、同じ施設で暮らす友人から1通の手紙を受け取る。
「我々の家族を殺した兵士が名前を変えて今も生きている」という。
友人の指示に従い復讐の旅に出たセヴがようやく辿り着いた先にあった真実とは!
じゃじゃーん。
ざっつざっくりあらすじ。

ホロコーストを扱った題材ではあるが、直接的な悲惨なシーンはあまりない。
初めてのおつかいならぬ
さいごのおつかい。
途中までは、頑張れセヴ!
と見守っていたのだけれど。

時間と記憶と認知症
なんて残酷なんだ。

構成は見事。
後味も見事に悪い。

ある日突然見ず知らずの人が私に会いに来たら‥‥
なんて思わず考えてしまった。