続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

『ドント・ブリーズ』

ドント・ブリーズ
2016/アメリカ
監督/フェデ・アルバレス
脚本/フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス
製作/サム・ライミ、ロブ・タパート
出演/ジェーン・レビ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾバット、スティーブン・ラング


88分という短さだけでもブラボーなのに、出てるやつらはクズばっかでサイテー最高じゃないかこの野郎〜という、私好みの映画でございました。
だから必ずしもバジェットじゃないんだな。
という証明。
いつも、こころにKUFUを。

一人娘を事故で失い、大金を手にしたとされる盲目の退役軍人宅に盗みに入る田舎町に住むカップル+1。
盲目の老人だからチョロいね〜
と思ったら甘かった。
元とはいえ軍人を甘く見過ぎた。
というか全然老人じゃなかったし。俊敏すぎるし、感覚もめちゃくちゃ研ぎ澄まされてるし、最初から無茶な計画だったと思われるー。
まず、カップルの彼氏の方がわりとあっさり殺されます。
「俺ひとりだ」と、2人をかばうも、隠し金を奪われたことに気づいた元軍人は、怒り狂って残った2人を追い回すことになるのだが、この攻防戦が凄まじく面白い。彼女に想いを寄せるひ弱男子が彼女を守ろうと結構頑張って男になるも、虚しく ‥‥。
しかし、映画のキモはそこじゃなくて、そっからの先の展開がとにかく酷い。
闇、病み、止みてけれー
えぇーえぇー
いやぁ〜
気色悪い
とにかく
おえおえ
必至のえげつなさ。
よくそんなこと思いつくな。
感動の嵐。
スリル満点。
激震が走るとはこういうことだ。

登場人物は主に4人。
ほぼ、家の中だけのカットで成り立っているのに全然飽きさせず、むしろ無限の広がりを感じさせる本作。
こういう映画を観ると無闇にテンションがあがります。

助演はワンちゃんできまり!のアニマルムービーでもありました。