続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

『中学生円山』感想

宮藤官九郎監督作品では最も共感できませんでした。
でも実は嬉しかったりするのです。
はまらなかったってことに。
わたしが女性だからなのか?中学生男子の妄想にそんなにつきあいきれないよと。単純でバカでおもろいけれども、私が好きなのは、その時期を経た大人がする中坊ばなしであって、それを映像にするのとではなんか違うっていうか?うまくいえないけど。違和感があったのです。
でもツレちゃんはなんか思い当たる節があるみたいだったので
満足そうでした。詳しくはきかなかったけろね。
ただ本当に中学生円山こと平岡拓真くんは素晴らしかった。いるいるあんな子。ルックスや体つき放つすべてが完璧でした。
この映画できっとひとかわむけたことでしょう。(全然うまくない)
円山ファミリーはそれぞれ愛すべきキャラクターだったのですが、
なかでも妹と遠藤賢司さん演じる徘徊老人との恋物語がいちばんきゅんとしました。「ひとりで歩くと徘徊だけど、二人だとデートになる」のふたりのうしろ姿がたまらなかったです。これがなかったらまぁなんというか、しまらないというか。くさなぎ君をとりまく諸々は、どうしても北野武が思い浮かぶのですが・・・。つよぽんの怪しさは天下一品でありました。またいい具合に向井の音楽がバカさを呼び戻してきてくれたので、やっぱりそこはグッジョブということで。
音楽や美術はすごく細かくていいんですよ。エンドロールがノート仕立てで、すごく観やすかったり、お部屋のインテリアや戦隊の衣装とか。あとは妄想のプールシーンがこうなんていうかむずむずしてよかったです。それからヤン・イクチュン好きです。
チケット売り場に「この映画は映倫の指定はございませんが、全編を通して下ネタを中心とした内容になっておりますので保護者の方は・・・」みたいなことが書かれてあったのだが、これって映画館が独自に考えた文章なのか?全国的に同じアナウンスをしているのかわからないけど、必要あるかな?
円山は健全そのものです!まったくをもって無問題です。
団体男子部活仲間とかでみるには最高の映画かもです。
ただ41歳女性にははまりませんでした(2回目)イエイ(笑)
というわりには、いろいろいいとこ書きました。