続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

第6回沖縄国際映画祭をふりかえる その壱

3月20日(木)〜24日(月)に行われた映画祭で私が観た作品についての記録。

3月20日(木)21:30〜『あなたを抱きしめる日まで』特別講師:町山智浩
町山さん登場で大盛り上がりの場内。沖縄まで来てくださるなんてねぇ。本当に感激です!思ったとおりダンディ。あの口調!笑い方!嬉しい!!オーディオコメンタリー形式のため、映画の邪魔にならないかぁと恐縮気味な町山氏ではありましたが、タイミングよく挟む時代背景や社会的思想についての情報が豊かで非常にわかりやすかったです。あと本作と関係ないジャッキーのはなしとか大変ありがたかったです^^町山さんの話はオールナイトで聞きたいくらい。そして改めて映画の見方全然わかってないな私。この映画はタイトルが地味ということもあり、町山さんが紹介しなければスルーしていたかもしれません。内容はものすごくヘビーで、とにかくこれ本当に実話!?っていう、事実は小説より奇なりってこういうこと?の連続なのであります。クライマックスと思いきやからの展開がとんでもなくて、どんどん魅入ってしまう不思議な映画でした。町山さんの解説によると、脚本・出演のスティーヴ・クーガンさんがコメディアンということもあって、主演のジュディ・デンチさんとのやりとりがすごく軽妙に仕上がっているとのことで、確かに!ネガティブなシーンでも、ところどころくすっとしてしまいました。とにかくジュディ・デンチさんがお茶目で可愛らしすぎました。また、この映画の解説の流れから当時のアメリカの政権が『ダラス・バイヤーズクラブ』にも関係していると教えていただき、これはこれは!と思った次第。学ぶ、知る楽しさを味わえた贅沢な時間でした。

3月21日(金)11:00〜『サンブンノイチ』舞台挨拶:品川ヒロシ小杉竜一
余裕で劇場へ行ったら、立ち見券しかなくて、しかも最後の1枚。完全に油断していた。品川さんはもうすっかり監督風情(失礼)小藪さんが会場にいないかひやひや。小杉さんタキシード姿悪くない。というかむしろセクシー。原作を読んで頼まれてもいないのに脚本をかきだしてしまった品川監督の本作にかける意気込みを知る。禿げでデブの関西人というだけですぐに小杉さんにオファーした。また田中聖くんとはずっと一緒に仕事がしたかったと。映画は密室劇の様相を呈している前半部分は、小杉さんの腕もあって会話がかなりテンポよく進むのでまるでコントを見ているかのよう。後半は説明過多かなぁと思う部分もあったりしたが、池畑慎之介☆さん(☆いつからですか?)やレイザーラモンHGさん、庄司智春さんの使われ方などキャストが魅力的なのでよし(かなり上から)。映画の中で映画を語る場面が割と出てきますが、これは品川監督の映画に対する思いの重さの表れでしょうか?特に窪塚洋介さんのセリフに要注目です。田中聖くんとてもいいです。身体能力も抜群で体もキレイ!これからどんどん映画に出て欲しいなと思いました。小杉さんも全然いけますねー。藤原竜也さんもエライ目に遭ってましたし、キャストのみなさんは相当体はってます。