続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

映画メモ

昨日第87回アカデミー賞の発表がございました。作品・監督・脚本・撮影賞の最多4部門を受賞したのが『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。タイトル長いけど全部言いたい! これは観てみたかったので公開が楽しみです。去年は何だっけ?と思って調べてみたら、作品賞は『それでも夜は明ける』でした。ちなみに未見です。さて、どれくらいの人がアカデミー受賞作品を観ようと思うのでしょうか?例えば、芥川賞受賞作品を手にする人よりは映画を観に行く人のほうが多かったりするのでしょうか?芥川賞受賞作品を読んだことがない私としてはそのような浅い推測をしてしまうのですが・・・。芥川賞受賞作品を調べたら2冊だけ読んでました。「苦役列車」「共喰い」けっこうみーはー^^:
なにはともあれ、ことしも観たい映画が目白押しです。まずは『味園ユニバース』なんだけれども。当地方公開の4月までは我慢の子。


2月に観た映画メモ つづき

13.パパロッティ
オペラ歌手を夢見ながらやくざの世界で生きる高校生とオペラ歌手への道を断念した音楽教師が織り成す実話をもとにしたサクセスストーリー。教師役のハン・ソッキュさんが誰かに似てるー(なんだそれ)。結構好きなお顔だ。劇中ほぼ不機嫌なのも素敵。こういう先生と生徒の出会いをみるにつけ、なんでわたしにはなかったのか?あるかーい!って複雑な気持ちになる。ピアノ学校の先生がオペラさえ歌ってなければ・・・。幼い頃の記憶がフラッシュバック。素直じゃなかったんだろうな。続ける才能もなかったし。微妙に自虐的。とはいえ成長物語はやはりいいものです。コミカルすぎる登場人物が気になります。特に職場恋愛している教師の2人。


14.天才スピヴェット
おら、『アメリ』はみてねぇが、この映画は好きだ。
こどもが試練を与えられる映画が好きなんだな。天才少年T.S.スピヴェットくんが、たった1人ででっかいトランク引きずってモンタナの牧場からワシントンDC行きの列車に乗って旅をする冒険活劇。もう絶対危ない目にあうでしょ。わかっててもこういうの大好き。すっごい偉業を成し遂げたのに、家族は自分のことで精一杯で、T.S.のことにはあまり興味がないみたい。でも家族っていざというときどう行動するかが重要なんだってことを教えてくれた。可愛い子には旅をさせてあげてください!おとうさんおかあさん。


15.サンバ
オープニングの陽気な音楽が映画を観終わったあと、あーなるほどと思わせる。タイトルの「サンバ」はオマール・シー演じる主人公の名前。タイトルだけでラテンな音楽映画か?と勘違いしてしまうがフランスのじめっとした人間ドラマを描いた作品であります。久々にシャルロット・ゲンズブールを観た気がする。わたしより1歳上かぁ・・・。いい感じに老けてきたなぁ。しかし隠し切れない品の良さ。簡単な服装なんだけど雰囲気が雰囲気が!完全にノックアウトだこりゃ。『ニンフォマニアック』(観たい!)に通じるセリフがでてきたりしてくすっと笑えるところもあるにはあるが、内容は結構シビア。フランスの移民事情やら、日雇い労働の現状とか。フランスに対するイメージをいろいろ覆す展開あり。なんかいまひとつ腑に落ちない終わり方でした。


16.おやすみなさいを言いたくて
こどもの頃、母親が仕事で夜いないことがたまにあって、そのときすっごく嫌だったなーって気持ちを思い出した。お母さんはいつでもそばにいてくれる存在であって欲しかった。主人公のレベッカは世界中の紛争地帯を取材する報道写真家。離れ離れでも夫と2人の娘との関係はうまくいっていると思っていた。どの立場でみるかで感想はそれぞれ違うんだろうな。どれもきっと正解。誰かがしなくてはいけない仕事。それがお母さんだっただけのこと。でも本当は戦場カメラマンが失業する世の中になってほしいと思うのだよ。
昨今の日本人が巻き込まれた事件のことやそのご家族の方のことなどいろいろ考えてしまいました。


17.おみおくりの作法
やたらエンディング押しだもんで、観ながらずっとラストはきっとこうなるんじゃないかな?と想像しまくりながら観ておりました。で、いよいよラストも近づいてきたころ、あーやっぱりこうきたか!と。思ったのでしたが、最後の最後は読めなかった!!くやしー
自分がどんな生き方をしてきたか?こころを込めるとはどういうことなのか? 大変考えさせられました。優しくなりたい2015。
 

18.ミュータントタートルズ
登場人(動)物?の名前がわかりやすくていいです。タートルズの名前がミケランジェロ、レオナルド、ドナテロ、ラファエロっていいます。しかもティーンエイジャー!!!! でもって彼らの師匠(ねずみ)の名前がスプリンターで、敵がシュレッダー。ね、なんか親しみ沸きますよね。沸かない?! まっ一見グロテスクですけど、だんだん可愛く見えてきますよ。彼らなりのおしゃれっていうのかしら?格好にもこだわりを感じます。一応NYのアンダーグラウンドに住んでるからね。ラップもできるし!破壊王ことマイケル・ベイ製作(監督はジョナサン・リーベスマン)ってことで大味なのは否めませんが(褒めてます)、ある意味日本リスペクトかと。暇だなーな時に最適な映画かと思われます。