続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 最終回

映画やドラマで描かれる猟奇殺人犯の多くは男性ですが、今回はその役を女性に与えたことが、ちょっと新しいなと思いました。佐々木希さんの殺され方えげつなかったですけど、よくぞやってくれたと思わず拍手です。だったら、東海林先輩も手首切断で助かるってのがよかった気がするのは私だけでしょうか?その時藤堂は、パイプをガンガンたたいていましたが、何をしようとしていたのでしょうか?
東海林先輩は、手錠をはめられたまま救出されていたから、藤堂がパイプをぶっ壊したんですかね?だとしたら、藤堂よくやった!ですが、たぶん違いますね。

「つや」「とわ」名前もビジュアルも美しいふたりの殺人鬼。なかなかのファンタジーでした。
とわの恐ろしいコレクションの数々にきちんとラベルが貼られていたのにはちょっとわらってしまいました。手紙の暗号とか、んん?ありそでなさそな。そこはちょっとふわっとしてましたね。
殺人鬼 とわ がうまれた理由もわかるんですが、いかんせん時間が足りないー。
連行されるとわを藤堂が抱きしめるシーンには意表をつかれました。藤堂自身が、石上先生にそうされて、人のぬくもりを感じたように、とわにも気づいて欲しかったのですね。これはもしかしたら、女性にしかできない偉大な行為かもしれないなぁと思いました。母性でくくるのは安易ですが。
人との繋がりがあることで、踏みとどまれることがある。石上先生の言葉が重みを増します。
藤堂と東海林先輩を助けに来たチーム全員がスローで映るシーンは、ヒーロー映画みたいでかっこよかったです。

「ていうか、暇だよな」
からの、「殺しだ」の声に少しニヤリとした顔で現場に向かう東海林先輩。
とわが吐いた「事件があるから警察も失業せずにすんでる」のセリフがこだまします。

わたしは藤堂が、幼い頃に殺人を犯していたとふんでいたのですが、見事に外れてしまいました。
まぁそれはないか。闇を期待しすぎていました。
自分を信じて進め!比奈ちゃん。
続編とか、ありそうな気配。

どうでもいいのですが、首をさされた主任の快気祝いで、部下が手渡していた小さい黄色い物体は一体何だったんでしょう?

最後に、横山さんについて。
とても重要な役どころでしたね。なんだかんだ言って、終始藤堂を救っていたのは、東海林先輩だったし、身のこなしも美しかったです。紅潮した頬、すすで汚れたお顔も大変きれいでした。
「この変態刑事が!」
と最後まで期待を裏切らなかった東海林先輩にまた会いたいです。