続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

『なぜ君は総理大臣になれないのか』を観た

がーすー内閣が誕生したわけですが。

政治と野球と宗教の話はいまだにタブーですか?

わたしがこんなこと書くなんて、いよいよことですよ。

まもなく50になろうかという一般人の目線で感じたことです。

関心を持つのが遅すぎたかも知れません。


選挙権を手にしてから恐らく一度たりとも投票しなかったことはないと思われます。

とはいえ、毎回毎回真剣に考えていたかというとNOであります。

祖父は新内閣が発足すると新聞に掲載される“内閣の顔ぶれ表”なるものを切り取って綴っていましたし、母は母でちゃんとした理念を持って支持していた政党があったように思います。

親子だからと言って支持政党は言えないと言っていた記憶が‥。

とはいえ何故か最近は誰々に投票して欲しい旨を伝えてきますが‥。


そういう環境で育った故、選挙にいくのは当たり前のことと捉えておりました。ただ切実に候補者に思いを託すなんてことはしていなかったと思います。


村議会、村長、市議会、市長、県議会、県知事、参議院衆議院

どれも私たちが選んでるってことをどうして忘れるかな?

そしてちゃんとその後の働きをみないかな?


日々のことで忙しいのでね。

仕事や家事、趣味や睡眠に時間を割かねばならないので、全部全部お任せしてましたー

しかし昨今のコロナ禍で、とたんに政治が身近になってきたのです。

一体どういうプロセスで事が決まるのか?

なんで布マスクなのか?

更にわたしの場合は、プチ鹿島さんとダースレーダーさんの存在がすべてと言っても過言ではないくらい、急激に政治への関心が湧いてきたのです。

毎週金曜に配信している「ヒルカラナンデス(仮)」。“床屋政談”のスタンスでなされる時事ネタの数々がまぁ面白いこと。関心を持たざるを得なくなってしまったのです。


本作は「ヒルカラナンデス(仮)」の課題映画と言うこともあり観に行って参りました。


衆議院議員小川淳也さんを17年追いかけたドキュメンタリーなのですが、よくぞ継続してカメラを回してくれたなと。

政治家のほとんどは「世の中を良くしたい」が動機にあるとわたしは思っていますが、いつから何をきっかけに路線変更してしまうのでしょうか?するひとは。


小川氏のような初心を忘れない、ひたむきな政治家はもちろんほかにもいると思うけど、今の選挙制度であったり、政党派閥であったり、公認うんぬんによって発言や政治活動が狭められるようであっては、残念ながら小川氏が総理大臣になる可能性は今のところないに等しいと言わざるを得ないのですが(野党ですし)、あと30年続けていれば、もしかしたらもしかするかもしれないとも思うのです。とはいえ79歳かー。うー長すぎる。その前に政権を奪取せねば。


にしても、二階さんなどは一体いつまで頑張るおつもりなのか?

若手にチャンスを与えない内閣よね。ホント。


小川氏の妻子、親御さんを巻き込んでの選挙運動の姿は涙無くしてはみられません。

いったい何故何が悪いのか?

小川氏の宿敵ともいうべき同選挙区内の議員・平井卓也氏が今回の組閣で目玉とも言えるデジタル改革、IT大臣に就任したというのも色々思うところあります。

PKさん曰く「国会でワニ動画をみていたら100日後に大臣になった 正確には126日後ですけどね」。

これはよく覚えていた方がいいと思います。


小川氏が映画の中で、自分たちが選んだ政治家を笑っているようではこの国は変わらない というようなことをいっているのですが、まさに笑ってしまっているこの現実。

代議士を選んで国会に送り出しているのはわたしたちなわけで。

半分はわたしたちの責任でもあると強く認識させられたのだけれど、問題は、それを知ったうえで次はどう行動するかということなんだと思うけど、どうしていいのかまだわからない。


まずは新内閣の大臣の顔と名前をしっかり覚えようと思うのでした。


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