続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

『窮鼠はチーズの夢を見る』を観た

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大倉さーん

今はとにかく何も考えないでゆっくり休んでください

焦らずに

ちゃんと元気になってから動き出してくださいねー



1週間前に映画『窮鼠はチーズの夢を見る』を遠出して観に行ってきました。バスに揺られて小1時間。

ジャニーズと中村倫也さんの映画が近場で上映されない問題。


祝日で大混雑の映画館。

現地待ち合わせをしていた姉とは別々に入場することに。

姉が入ってくるのを確認できないまま映画ははじまったのだけれど、映画が終わって横見ると、同じ列の少し離れた席に姉が座っていたのであったー。えへへ。


ほぼ女性陣の中、私と同年代と思しき男性のおひとりさまが目の前にいらしてなんとなく嬉しかったり。



映画の感想で、

感情移入できなかったからあまり理解できなかった。

という声はわりとよく聞きます。

理解できないと人は面白くないと判断してしまう傾向にあって、実際わたしもそういうことはよくあります。

では、感情移入できたら理解が深まるのだろうか?

たしかに「その気持ちわかるー」の共感はとても大事だけれど、それだけではもったいないような。

「わかるー」よりも「わからない」の方が大事なんじゃないのか???

それに出会えるのが映画なんじゃないのか?とこの映画を観て思いました。


相手の好意を受け入れる恭一さんのことがマジでわからないし、すごいしとても偉大な気がしたのです。

不倫をしてるのに悪気が一切感じられない清々しさ。

大倉さん特有とも言えるトーンの「えぇっ?」には何度も笑わされました。

ズルイというか人が良すぎるというか。

一方、今ヶ瀬のグイグイいく感じはわかるんだよなぁ

勝手に消えては現れてを繰り返したり、感情をぶつけまくったり

こわい!しオシャレだし

上から目線だし



「わかるー」も「わからない」も含め人間とは複雑怪奇な生き物ですね。あとはどれだけ向き合っていけるのか。

いけるのか?わたし?


“出会った人には意味がある”を

スルーしがちなわたくしですが、

人生も折り返し地点を過ぎた今、今後の生き方について思うところいろいろあります。



最後に好きなシーン、セリフをいくつか。

冒頭の自転車と車

追うものと追われるもののカット割


恭一さんの「キスだけって言っただろ」


スナック菓子食べてるとこ


耳かきしよっか

からの

今ヶ瀬の「暗い」(暗くて耳の中が見えない)


エンディング

たんたんとリズムを刻んでた

歌物じゃなくて本当に良かった


女優さんたちが普通に存在しててそれも大変好感が持てました。


ウタさんのラジオ『アフター6ジャンクション』にて

水城せとな先生のインタビューが聴けます。

タツオさんの解説も素晴らしいので、興味ある方はどうぞ。


https://www.tbsradio.jp/515292