界隈がざわついている
今このエントリかよ!
やらしいなじぶん。
って感じですが。
ねとふりではなく映画館で11月に鑑賞。
『花束みたいな恋をした』は2015年に大学生だったふたり
本作は1995年に20代くらいのボクたち
(2作とも2時間4分なのはこれって鹿島さん‥。)
原作は燃え殻氏の半自伝的小説(未読です)。
燃え殻氏は1973年生まれ、てことはほぼ同世代。てことは、ほぼおもいあたる節ある部類の人間にあたくし該当致します。
なんと言っても音楽やカルチャーが顕著であり、そこは花恋よりもより痛く感じるわけで。
この場合の痛いとはつまり恥ずかしいです。
小沢健二がまさに躍動していた時代
花恋はだいぶ客観的にみることができたけど、うーん。本作は居心地だいぶ悪いです。はい。
舞台が東京なので、そこでその時代を過ごしてきた方々はいかばかりか。
懐かしく目を細めることができるでしょうか?
小沢健二の音楽がスクリーンを通してこうも押し寄せてくるとこれはとてもじゃないけど、こんなはずじゃなかった。
なんかちがう。
なんかとてもチープに思えてくるのはなぜ?
否定したいはずもないのになぜ?
なぜ?の応酬
でもささるひとにはささるはずよねきっと。
ストーリーは一旦縦においといて(by真空ジェシカ に訂正 ダディって失礼しました)、何がよかったって、森山未來さんだよね。やっぱり。こんな役させたら右に出るものなしのダメさ加減と色気。
20代から40代までをちゃんと時間をかけて老いていく過程がみてとれる佇まい。
なんとなく、ろくな大人になってないあたり。
私含めですけどね。
マシな大人にならないでよかったと
向井秀徳氏も仰ってますし
私を表現するに相応しいことば
碌な
を、みいつけた
だけでも本作を見た甲斐があったというものです。
あのころのボクたちの3割がろくな大人になってないような気がするけど気のせい?
気のせいでした。
割りかしみんな立派な大人になってました。
伊藤沙莉さんはあの頃を生きてるヒロインにしては現代色が強い気がするけどほか誰よ?といわれたら
んだなーともなるし。
今、さらけ出せるのは彼女あるいは門脇麦ちゃんかなぁという気もする。
ま それもひとまず縦に置いといて。
萩原聖人さんはほれ、やはり一時期の苦悩がよく似合う俳優さんで好きでしたから、薄汚れた感漂う上司役にはぴったりでした。
時は流れたなぁ。
50くらいにもなるとひとは若かりし頃の自分をようやく落ち着いて総括できるようになるのかも。んで80くらいになったら50なんてまだまだイケイケだったなぁとか思うんだろう。
誰かに言われた何気ない一言で生きていけるってのは
ある ある
おもしろいとか
センスあるとか
文章が上手いとか
案外あたってたりしてね
だから大丈夫なんだよ
もう少し自信をもっていいんだよ
甥っ子姪っ子にお年玉手渡す時だけオトナを実感します今日この頃です。
あと15年くらいはそんなプレイが続けられるように働かないとなー
映画ほとんど関係なくなってしまってます
なむさんにはこの映画どう伝わったのだろう?