続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

映画メモ 

昨年の沖縄国際映画祭は、『円卓』の上映もありひとり盛り上がっておりましたが、ことしは都合がつかず1本も観る事ができませんでした・・・ショック。テレクラキャノンボール観たかったのになぁ。橋本愛ちゃんにも会いたかったのになぁ。


というわけで映画メモつづき

20.二重生活
アップを多用したカメラワークが印象的。酔う。中国内のあるサイトに投稿された夫の浮気に悩む女性の話をヒントに作られた作品。中国では、実際二重生活を送っている人が多いらしい。が、男女ともにであろうか? 映画のなかではそれをにおわせるシーンがいくつかあって、意外と自由だぞ中国と思った次第。クラブとかあるんだね。中国女性の化粧気のないシンプルな造形が妙に色っぽい。主演女優のハオ・レイさんがときどき友近さんに見える。邦題に惑わされるが、原題が『MYSTERY』の通り、ミステリーとしてもなかなかよくできておりました。


21.シェフ
昨今こんな平和な映画はないんじゃないかな?誰が観ても楽しめる娯楽映画。監督・脚本・主演のジョン・ファブロー、才能の塊だなぁ。いかにも料理上手そうな体型。イケメンじゃないけどモテる男。アメリカはやっぱり自由の国。洗濯物がよく乾いて気持ちいい日。言うことなさすぎて面白くない!なーんてね。


22.さいはてにて
石川県能登半島を舞台にした女性が主役の映画。女性の生命力、再生力を感じる反面、男性の描き方があまりにもなんていうか可哀想。佐々木希さんは嫌な女をやらせたら天下一品(褒めてます)。こどもの生態はなかなか見事。特に小学生男子。こどもいないわたしが言うと説得力ないけど。宮沢賢治よだかの星」を読むけっかけを与えてくれてたことに感謝。


23.アメリカン・スナイパー
伝説のスナイパーといわれたクリス・カイル氏。カウボーイだった父の教えが「番犬になれ」。わかるけれども・・・。父権強し。カイル氏が軍隊に志願するきっかけとなったのが、女に逃げられた直後に見たテレビに映る貿易センタービル炎上のニュースだった。そこに悪を見出してしまった。やっつけるべき悪を。本当にこれでいいのかアメリカよ。遠くて近いよアメリカ。孤独なスナイパーの姿がとても辛く悲しい。ブラッドリー・クーパーがいいっ!一気に観客を引きつけ、突き放すイーストウッド監督の力、やっぱり凄い。


24.水の声を聞く
新宿コリアンタウンてどんな街ですか?玄里(ヒヨンリ)さんみたいな神秘的な女子が本当に存在してそうです。劇中、信者の女性が言う「本物か偽物かなんて関係ない。信じるか信じないか。」的なセリフが、改めてそうだよなと思わせる。あの宗教団体の信者が増え続けているという。わからんでもない。祈りで救われる、あると思う。ひとの心は水のように流れていく。はじめてみる役者さんたち多し。いい役者さんたちがたくさんいる。観ていないが、安田章大君主演の舞台「ジュリエット通り」にも出演した趣里さんも好演。こんな映画をもっと観たい。エンドロールに若松孝二監督に捧ぐのメッセージあり。


25.繕い裁つ人
フランス人は服を10着しか持ってないんでしたっけ?できれば私もそんな暮らしがしたいです。大好きな服って10着くらいでいいのかもしれません。シンプルであることの美しさ。わかるよー。それにしても針と糸ってエロスですよね。中谷美紀さんてあんなにロボットちっく(笑)でしたか?黒木華ちゃんはスクリーン映えするなぁ。昭和の大スターの面影がほんのり色づく三浦貴大さんの今後が楽しみ。


26.オオカミはウソをつく
タランティーノ大絶賛て書かれると、観ちゃうよね。ずる〜い。期待大のR18+
イスラエル人監督が放つ本作は、争いの絶えないイスラエル社会からインスパイアされ作られたという。出ました悪!悪の悪循環。価値観は崩壊しなかったけど、イスラエル男性の容姿にロックオンされちった。45歳?うそ〜ん。どっちが父?馬に乗った謎の男あれは一体何だったのか?冷蔵庫のスイーツには気をつけよう。後味は悪いに決まってます!!


27.ビッグ・アイズ
ティム・バートン監督の実写映画をもっと観たいな。色彩豊かなシーンが満載で、アートワークがとてもキレイ。エイミー・アダムスの可愛さたるや。ヴァルツさんのひとり法廷漫談は最高!ウォルター・キーンとマーガレット・キーン、実はいいコンビなんだよなー。なんとかならなかったかなー。今を生きるアーティストの世界でも裏では似たようなことがあったりなかったり?売れるためには切れ者ブレーンが必要なのかもしれません。ゴーストライター事件が脳裏をよぎりますが・・・。ウォルターさんは他界したものの、マーガレットさんはご健在で今でも毎日絵を描かれているそうです。


28.ジュピター
つっこみどころが満載ということは、ある意味面白い映画なのでしょう。誰かこの映画の魅力を教えてプリーズ^^; 女性用ナプキンがあんなにはっきりと映った映画も珍しいのではないでしょうか?使い方が素晴らしい!! これは褒めておきます。人間100人からできるという不老不死の液体て発想は面白かったけどね。地球だけに生命体がいると思うなよ。はい!わっかりましたー。つまらないと思っていた日常が輝きだす瞬間がきっとあるってこと?!家族は大事。陛下呼びに異常にこだわるヒロインに好感がいまひとつ持てなかったのが悪かったのでしょうか。私の感性の貧弱さを痛感。