続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

『クライ・マッチョ』を観た

イーストウッド主演の映画を観るということは、ある意味ドキュメンタリーを観るということに近いのではないか。


わかったようなわからないような。


イーストウッドが190センチ90歳越えと言うことが何より驚きではないか。

その御大が監督、主演を務めているのです。

『運び屋』でも長距離運転しすぎだよ

と思っていたのに!

まだ走らせるのか

いや走るんだ

命ある限り

というイーストウッドの生命力が伝わってくる

恐ろしい映画でした。

たしかにOLDMAN感は否めない

声もかすれているし

歩みも緩やか

つまずいて転倒しないか

その眠りの後、目覚めないんじゃないか

観客は見守り隊と化する。

しばらくすると、ふと気づくのである

この映画、どうも様子がおかしい

大事件が起こりそうでおこらないのである

フラグは色々たつのに

あれ?

悪役よわ

しな ないのね

やっぱロマンスはあるんだ

さすがです!そこはぬかりなし

とにかく期待を裏切りまくって

まるくおさまる


リーアム・ニーソンの『マークスマン』がいかに映画的で、派手な演出であったかが非常によくわかります。

妻に先立たれたアメリカ人の主人公、メキシコ、孤独な少年、ロードムービーといったテーマはほぼ同じなのに。

メキシコの警官ほぼ100%買収可能。

メキシコの少年英語堪能。も共通点。



なんかスゴイものみせてくれるんでしょ

期待して来たでしょう

欲しがりさんだね 君たち


はい。おっしゃる通り。


映画ってこれでいいんじゃない

イーストウッドがたどり着いた境地なのかもしれない

次回作(あると信じてる)が本当に楽しみ。


徹頭徹尾、弱きを守る

身体は衰えてもできることはまだまだある

絶対役割ってあるんだよ

あきらめるな わたし

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