続 生きる日記

風の吹くまま気の向くまま何となく綴りますよ

宇多丸さんとビッグマウス

しつこいですか?しつこいですよね。
11月23日(土)ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルの名物コーナー「週間映画時報 ムービーウォッチメン」『ばしゃ馬さんとビッグマウス』お聴きになりましたでしょうか?ポッドキャストで聴けるのでリンク貼っておきます。40分くらいあります。TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル
宇多丸さんは安田章大のこと知らなかった!んですねwww
シネクイントでウォッチした際、やけに女の人が多いなぁ〜って思ってたそうです。
映画を観て、天童役のこの人はまってるなー、どこの人だろう?って、あとからそれが関ジャニ∞安田章大だったとわかって納得したと。安田さんご自身の人柄もあると思うが見事に天童を体現できていたと。
これが映画好きの人の素直な反応ですね!
安田さんのこと褒めてました。褒めてましたよ!
しかもあのビッグマウスは俺だ!とおっしゃってましたよ〜(ご自身がラッパー始めた頃のKIMOCHIそのものみたいな、俺が本気出したら世界を変える的な)

吉田監督の前作『さんかく』についても絶賛しておりまして(これ聴いたら絶対観たくなります)、吉田監督を「胃がきりきり痛むような喜劇の名手」と。キャスティングにはいつもメジャー感があるしたたかな頼もしさがあるとも。今作についてもほぼほぼべた褒めでした。夢の呪い性を扱った話で、徹頭徹尾ダメなものはそれでもやっぱりダメかもしれないをきちんと描いた作品であると。また、馬淵さんの人物像や衣装、脇役についてもとても興味深く語っております。

以上を聴きましてですね。また映画を観にいきました。
※以下ネタばれを含みます


40歳、41歳、45歳、男、女、女で観まして、その後中華(つっても塩ラーメンと中華丼)を食らいながら語りましたよ(笑)
何が楽しいって、このあーだこーだのひとときがたまんないですよね。
過去に散々投稿(某音楽雑誌へ)してるのに全然採用されない絶望感!めちゃくちゃわかるーとか、そもそも届いてないんじゃないか?郵便局の手違いに違いない!って電話する天童の気持ちわかるーーーとか。とにかく “うちあたい”(方言でみにつまされる)しまくりだったねーと。
馬淵さんはやっぱり才能なかったんだよ、とか。よく観るとね映画監督に言われてますよ。介護の話を書きたいという馬淵さんに「ちゃんと取材してさ、リアルに書いてみなよ」って。なのに恋愛を強めにだしてしまって、薄っぺらいものになってしまう。というところからアドバイスを受け入れない人ってのはあるよね。でもアドバイスされてもその仕方がわからない場合もあるよねとか。また馬淵さんのセリフに注目すると、自分は傷つけられる側の人間だと思っていたはずが、実は馬淵さん自身の発言がひそかに周りの人を傷つけてます。マツキヨさんしかり松尾くんしかり。これ興味深いです。天童は一目ぼれしただけあって、馬淵さんのことを優しい、かわいいとは言ってますが、脚本に関しては実はそんなに褒めてなかったとか。
あと衣装ですね。成功したマツキヨさんいつも女性っぽい格好してて、そりゃプロデューサーさんともなにかあったでしょう的な。馬淵さんスニーカーに古着でしたね。(披露宴のためのメイク姿はめっちゃ美人!)好きですよめっちゃかわいいですよ。でもそこんとこもなんか対比が効いてるというか。私は100パー馬淵ファッションです。(かといって古着好きなおしゃれな人では断じてない)
そんでもって、天童はあんだけ歌うまいんだから多分、亀ちゃん(現場監督)とかにお前そっちの才能でいけよ!とか言われてストリートに立つってのもありだったよねーとか。脇に出てくるおっちゃんおばちゃんが最高だったねーとか。コレに関してもウタさんが詳しく説明しております。Aスタで鶴瓶さんが外国の映画みたいとおっしゃっておりましたが、まさにそのなんていうか映画らしい映画(かなり抽象的ですが)だったねーという。そして何より観た者同士がポイントポイントでめちゃくちゃ語れる豊かさを秘めた俺の私の映画だということがよくわかりましたです。それから天童の衣装には意図的と思われるような文字がプリントされております。今回気づいたのは「83」という数字です。後半あたりに登場したような。そのほかウタさんの話を聴いてわかった日本語に訳すると「オリジナルな発想」「人は多くを知っているが少ししか行動しない」などがあります。という訳でですね、何度でもおいしい『ばしゃ馬さんとビッグマウス』。これは絶対におすすめです!

そして最後にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
このたび沖縄では本作のパンフレットの入荷がありませんでした(今世紀最大の謎)。それを不憫に思われたブロ友さん(と100%思い込んでおります)よりなんと!姉の分までパンフレットを2冊お送りいただいたのでございます。何とお礼を申し上げてよいのやら。本当にありがとうございました。姉妹ともどもエイターさんの優しさにただただ感動しております。これぞリアル“eighterスゴイイ話”(@スバラジ)ではないか!!!!!!!噂に聞きしおしゃれかつ内容充実のパンフレットを読み、これはまた行くしかない!と思った次第です。楽日が今週金曜ですのであと1回行く!行きます!!行かせていただきます!!!